富山県の住居傾向
総務省統計局による「平成30年住宅・土地統計調査」によると富山県は全国的にみても持ち家率が高い傾向にあります。秋田県に続いて富山県の持ち家率は第2位でした。
富山県の持ち家率が高い理由のひとつとして、共働きが多く、収入が安定していることが挙げられます。家を建てるという意識が根付いているのかもしれません。
今回はそんな富山県で生活をしていく上で欠かせない住居について、今回は持ち家のメリット・デメリットについてお話しさせていただきます。
持ち家のメリット
1:資産になる
最大の魅力が、持ち家という資産が手に入ることです。自分の資産なので、何かあったときに売却や担保にも使えて、場所によっては購入金額よりも高く売却できる可能性があります。
また、子供や孫といった次の世代に引き渡すこともできます。
2:自由にリフォームができる
持ち家は自分の財産のため、好きなようにリフォームができます。
家族の成長に伴い間取りを大きく変えたりDIYで棚を設置したりと柔軟に対応できます。
自分と家族の好みや生活のしやすさにあわせて、好きに家を作り変えられるのは大きなメリットです。
3:住宅ローンを完済すれば月々の負担が減る
住宅ローンがあるうちは、毎月大きな返済の負担があります。しかし、毎月家賃を払うという点は賃貸も同じです。
持ち家は住宅ローンさえ完済すれば毎月の居住費の負担が大幅に下がります。
固定資産税と修繕・維持のための費用はかかりますが、毎月の負担は大きくありません。
また、住宅ローンを組む場合は原則として「団体信用生命保険」に加入します。団体信用生命保険は、契約者が万が一死亡や高度障害になった場合、団体信用生命保険の保険金で住宅ローンの残高を返済する仕組みです。
そのため、契約者に何かあった場合は、その家族は住宅ローンの負担なしで家に住み続けられます。
4:住宅ローン控除などの各種優遇がある
住宅ローンを組む場合、住宅ローン控除を適用できます。
住宅ローン控除を利用することで大幅な所得税の還元を受けることができるほか、住宅ローンを利用する場合はすまい給付金、補助金等、優遇制度を適用できる可能性があります。
持ち家のデメリット
1:簡単に引っ越しできない
持ち家を所有する場合、簡単に引っ越しできない点には注意が必要です。
•急な転勤で遠方に行かなければならない
•ご近所とトラブルを起こしてしまった
•家族の通勤や通学の都合
上記のような事態が発生した場合、簡単に土地を離れられません。また、住宅ローンを返済中の場合は自宅を賃貸に出すにも金融機関の承諾が必要になる場合があります。
2:売却資金だけではローンが完済できないこともある
万が一住宅ローン返済中に家を手放すことになった場合、売却するためには住宅ローンの完済が必要です。住宅ローンでは、抵当権を設定しローンを組むことが一般的です。
抵当権がかかっている状態で家を売ることができないため、住宅ローンを完済し抵当権を外す必要があります。
売却代金で住宅ローンを完済できるのであれば、売却しても良いですが、必ずしも住宅ローン残高以上の売却額になるとは限りませんし、残高以下での売却となるケースが多いです。残高が残っている場合、手持ちの資金で差額分を負担する必要があります。
3:近隣トラブルなどでも住み替えがしにくい
持ち家はトラブルがあっても、気軽に引っ越しはできません。
不測の事態で住み替えがしにくいのは、持ち家の大きなデメリットです。
実際に、近所で事件があったり、隣の住人から嫌がらせを受けたなどの理由で持ち家を手放す方もいます。避けられないこともありますが、持ち家を購入する際は物件だけでなくエリアや近所の様子もチェックする必要があります。
まとめ
持ち家にもメリット・デメリットがありますので念頭に置いた上で検討する必要があります。
人それぞれライフスタイルや置かれている状況が異なりますので、一概には持ち家がいい、賃貸がいいと言い切れません。
ご自身やご家族の生活スタイルを振り返り、持ち家がいいのか、賃貸がいいのか考えてみていただきたいと思います。
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