土地の制限があっても要望は妥協させない 建築家の技が光る
Tさま邸の家づくりの課題は、壁面後退の規制で建築可能な土地が限られる中、家族の希望をどのように叶えていくかでした。
Tさまの希望は、LDKや水回りをまとめた1階メインで暮らせる間取り。
また、来客用を含めた駐車スペースも要望されていました。
担当したアトリエ建築家は、建築制限もTさまの希望もクリアしつつ、家族がのびのびと快適に暮らせるプランを提案。
室内に明るい光を届けてくれる奥庭のある家が完成しました。
家族が集うLDKは奥庭を囲うL字型の配置に、リビング上部は吹き抜けにすることで、開放的で居心地の良い空間を実現。
「朝晩の日差しの入り方や、周りの環境、遠くの自然風景など、様々な視点を踏まえて提案してもらえました。将来、隣家が建ったときでも明るさが保てるようにという配慮もあり、長い目で見て考えてくれているんだなと感動しました」とTさま。
注目すべきは家事ラクの工夫にも。
買い物帰りの重い荷物が運びやすいように、玄関→廊下→パントリー→キッチンへの動線を設計。
洗濯の際は、脱衣室で洗濯→階段を上ってすぐの物干しスペースで干す→乾いたらすぐにファミリークロークにしまうという、できるだけコンパクトな距離で家事が完結できるようになっています。
アトリエ建築家の家族の理想を超えるアイデアで、末永く快適に暮らせる住まいがカタチになりました。